日本人の親が子供に対して願う英語教育は、「話せるようになって欲しい」というスピーキング能力を重視している傾向があります。

 

こう思うのはいろんな理由があるでしょうが、親自体が英語は勉強していても話せなかったという理由も大きいでしょう。

 

スピーキング能力を重視するとなると、とにかく話さないというイメージがあるかもしれませんが、話すだけがスピーキング能力を高める方法ではありません。

 

その方法が意外と思えるかもしれませんが、リーディングです。子供のころからリーディング能力を高めることは、話す力にもつながると言われています。

 

さらに、リーディングは英語絵本に親しんだ子供たちが、次に触れるといい本について見ていきましょう。

 

音読だけではないリーディングの力

 

日本でも読書は大切と言われていますが、海外でもそれは同じです。本を読むことは、様々な知識や能力を身に着けることにつながります。

 

本を読むということは、音読だけにはとどまらず、精読することで内容を理解し、その内容についてディスカッションすることが可能となります。

 

海外では自分の意見を他人と交換し合うディスカッションが重要とされているため、リーディング力がないと話にならないのです。グローバル化が進む現在ではより重要になっているといえるでしょう。

 

算数や社会などの授業でも、教科書を読んで理解できなければ問題に取り組むことができず、資料を集めても読めなければまとめることができません。

 

国語の読解力はとても大事な能力ですが、英語でもこれは同じです。英語教育においてリーディングというのは、本当はとても重要な要素なのです。

 

 

国語教育の重要性をリーディングに置き換える

 

日本でしばしば取り上げられるのが、国語教育の重要性です。国語をしっかりと学んで、論理的な思考力や教養を身につけることは、早期英語教育よりも重要ではないのかと言われています。

 

この意見は確かに的を得ていて、いくら話すことが出来ても、思考力や教養が欠如していては本来の教育とは程遠くなってしまうからです。

 

しかしそれを英語教育と結びつけるのは疑問だという意見もあります。日本の英語教育は、「話す」「書く」「読む」など表面的な理解を求めるものです。

 

つまり、いわば技術的な指導が中心であって、論理的な思考力や教養を英語で高めるといった目的ではありません。

 

しかし、きちんとしたリーディングを重ねていけば、たとえ英語であっても論理的な思考力や教養を身につけることは可能なのではないでしょうか。

 

英語を勉強をして、論理的な思考力や教養を身につけることができるのなら、多くのスキルを獲得できて将来とても役立つような気がしませんか?

 

 

多読と精読を目指す

 

本からきちんと学ぼうと考えた時、重要となるのは精読と多読です。精読とは、語彙・文法などの知識を使い、一文ごとに正確な理解を目指すことを指します。

 

一般的な英語の本で精読を目指すのは難しいというのであれば、専用のワークブックなどを利用するといいでしょう。

 

一方多読に関しては、楽しんで夢中になれる本と出会うことがポイントです。誰でも、夢中になれるジャンルの本に出会えた時は、時間も忘れて読みふけるからです。これは日本語の本でも英語の本でも同じです。

 

絵本を卒業して、こうしたリーディング力を高める本に移行していくことは、英語教育においてとても重要です。

 

しかし買って本を与えるだけでは、子供のリーディング力は高まりません。それどころか読むことすらしないと言われています。

 

英語絵本を卒業したら、まずは長時間の読書に慣れるよう、親が読み聞かせながら少しずつ読み進めてみましょう。

 

続きが気になって次をせがまれても、「また明日」といって先延ばしにします。こうすることで、先が気になって子供が自ら読み進めるようになっていくのです。

 

子どもが勝手に読書を好きになるのはなかなか難しいのです。親が仕向けることによって、子供の読書習慣がついていきます。

 

読書の習慣がつくことで、本から教養を身につけたり、勉強も自発的に行うようになり、より充実した人生を送れる可能性が出てくるのです。