英語教育は3歳までの幼児期のできるだけ早いうちから行ったほうが効果的だという考え方があります。人間の語学を習得する脳は7歳までに完成し、それ以降は衰えていくという考え方があるからです。
そうであれば、3歳ぐらいまでに英語教育を行う場合とそうでない場合とでは、大きな差がつくのは当然ともいえます。
幼児から英語の勉強をすることが良い理由とオススメの学習方法について紹介をします。
幼児期のなるべく早いうちから「英語脳」をつくる大切さ
音には周波数があり、普段聞かない周波数の音は、だんだん聞こえなくなっていきます。
日本語の周波数は150から2000ヘルツですが、英語は2000から12000ヘルツと、周波数がかなり違います。
そのため、どちらか片方の言語だけをずっと聞いていると、もう片方の言語は聞き取れなくなるともいわれているのです。
大人になって英語を学ぶとなると、慣れた日本語は聞き取れるのに、英語はなかなか聞ことれないというのは、この周波数の違いがあるわけです。
これらの周波数の違う言語を聞き分ける能力は、実は幼児期にできあがってしまいます。したがって、0歳から3歳までのなるべく早い時期に「英語脳」をつくれるよう、英語教育を行うことが大切だといえるのです。
多言語を話す子供は習得能力が高い?
今までは、バイリンガルであったり多言語教育を行ったりと、複数の言語を同時に覚えると、子供の成長が遅れるという考え方がありました。
幼児英語教育に対して弊害を指摘する考え方もありますが、このような考え方が背景にあるわけです。
しかしアメリカの研究で、1か国語だけを話す生徒と多言語を話す生徒とを比べてみたところ、言語だけでなく数学などのほかの分野においても、多言語を話す生徒のほうが2倍から3倍の速さで習得能力が向上することがわかったのです。
したがって、英語を学習させると日本語の発達がおろそかになる、学習能力が下がるというのも当てはまらないということになります。
母親も子供と一緒に楽しみながら英語を学習しよう
ただ、0歳から3歳の幼児にただシャワーのように英語のCDやDVDを聞かせるだけでは、あまり良い効果は期待できません。
子供だけでなく大人でも、聞き流すだけで英語を話せるようになるということはありません。
それに言語はコミュニケーションをとるためのものですから、単に話して聞くだけでなくコミュケーション力の訓練にもなります。
そうなると、一方的に英語を聞くのではなく、母親と一緒に遊びながら英語を聞き、それに対して反応をすることが大切です。
ですから、ただ英語のCDを流すのではなく、たとえば英語の歌を母親が一緒になって歌い、子供を楽しませるようにすることも大切です。
また、英語の童話を何度も読み聞かせ、童話の絵を指差しながら子供に話しかけると、喜びの感情とともに英語が子供の脳にすんなりと入っていきます。
さらに、母親の笑顔や楽しそうな声は幼児に大きな影響を与えるため、母親自身が楽しめる教材が効果的です。親子で一緒に楽しく勉強をすることが大切です。
いろいろな教材を探してみよう
幼児の英語に関するCDやDVD、絵本やおもちゃなどの教材は、いろいろな会社から販売されています。多すぎてどれにしようか悩むと思います。
けっこう値が張るものもありますが、サンプルのCDなどを用意している会社もありますので、いろいろ試してみるとよいでしょう。
また、アメリカの「セサミストリート」はYouTubeで視聴ができます。Youtubeなら無料ですし、お金をかけずに子供と楽しみながら英語のお勉強をすることだってできます。
いかがでしょうか?英語が上手になれば、子供の将来の選択肢が広がります。親子で一緒に楽しめる英語の教材を探してみてはどうでしょう。