小学生の英語教育にとって、親が学習環境をいかに整えるかが、子供の英語力アップのポイントにもなってきます。
英語の学びにとって、子供が進んで自ら取り組むことが大切です。そのためには、自分で学ぶことが楽しくなるような、英語の学習環境を整える必要があります。
親自身が英語を楽しむ
勉強は退屈なものです。親のあなたも勉強が退屈だときっと思ったはずで、遊び盛りの子供ならなおさらそう思うはずですよね。
小学生が英語学習を楽しく感じるには、遊びの延長で英語と自然に触れられる環境を用意することが一番です。
自宅のテレビで海外のアニメを流したり、英語が書かれたカードゲームなどを用意するのも一つの方法です。
まずは英語に対する抵抗感をなくすことが、英語学習に前向きに取り組むための第一歩。勉強という感じでないことが抵抗感をなくすコツでもあります。
最初のうちは無理にアニメを見させたり、ゲームをやらせるのではなく、子供が自然に興味を持つようにします。
そのためには親自身が海外のアニメを楽しんだり、英語のゲームをやってみることです。自分が面白いと感じたことでなければ、子供には伝わらないものですからね。
英語漬けにはしない
小学生の英語学習環境として、英語漬けにするケースがよくあります。しかし、それまで全く英語に親しんでいない子供にとって、英語漬けにするのはかえって逆効果になるケースも多いです。
意味の分からない言葉が身の回りにあふれると、本能的に拒否反応を示すもの。それは、身体が異物に対して拒否反応を示すのに似ています。
一度拒否反応が起こるとどうなると思いますか?
いったん拒否反応が起こると、その後も拒んだことを受け入れられなくなる恐れがあります。こうなったら流れが悪くなる一方です。
このようにならないためにも、まずは日本語の意味がついた、分かりやすい教材などを使うことが大事です。
テレビで流す海外のアニメにも、日本語字幕付きのものを選ぶのが良いといえます。いきなり字幕なしで見ても意味がまったくわからず困惑する子もいますからね。
子供が自分で欲しくなるような教材を選ぶ
小学生の英語の学習教材には、かなり高額なものがあります。高額だからといって必ずしも良いというわけではありません。
親がそのような高額な教材を用意すると、子供にプレッシャーとなる場合があります。親は教材が無駄にならないように、ノルマを決めてやらせようとするからです。
せっかく費やしたお金ですから、元を取りたいという気持ちもわかりますが(・_・)
そのようなプレッシャーは子供を英語好きにしないどころか、マイナスのイメージを植えつけてしまいます。
高額な教材自体が悪いわけではありませんが、高額過ぎる教材にはそうしたリスクがあることを知っておく必要もあります。
英語の教材を選ぶ際には、子供が自分のお小遣いで買えるようなものが理想でしょう。別に無料のものだって構いません。
簡単な英語の読み物でも、子供が興味を持つことが一番です。そして、自分で欲しくなる教材であれば、英語に対する興味が強まるものです。
英語の歌のCDも良い教材の一つ
小学生にとって英語の読み書きは苦手なので、はじめは耳や目から英語に親しむことが大切になります。
英語の歌のCDなども、良い英語学習の教材となります。英語教育の環境づくりとして、子供が興味を持ちそうな英語のCDやDVDを揃えておくのも一つの方法です。
歌から英語を覚えたという英語の達人もけっこういますし、その効果も期待できるし何より記憶に残りやすいですからね。
お子さんの英語力アップのためにも、ぜひ学習する環境を整えてあげてください。