2020年度から、小学校でもいよいよ英語が必修科目となります。もともと英語教育は熱心だったのですが、そういった時代の流れを受けて、小学生の英語教育はますます活気づいています。

 

しかし、親が熱心になり過ぎるあまり、子どもがやる気を失ってしまうケースも珍しくありません。そこで、小学生の英語教育において、これはNGという典型例を3つ紹介します。

 

「英語は楽しくない」というイメージを抱かせてしまう

 

子どもにいち早く英語を身につけてほしいからと、口うるさく勉強するように言うこと、これはNGです。

 

ご自分の子供時代を思い起こしてください。うるさく言われると逆に嫌になったということはありませんか?

 

英語に限ったことではありませんが、勉強を強いられると、子どもは拒否感を抱くようになります。それは自発的な勉強ではなく、親が怒るから仕方なくやっている楽しくない勉強です。

 

また、英語の発音がおかしかったり、単語を読み間違えてしまったりしたときに、その間違いを事細かに指摘するのもよくありません。

 

英語を学びたい意欲が失われ、「楽しくない」というイメージを持ってしまうおそれがあります。

 

一般的に子どもは、知らないことに対して好奇心を抱くものです。日本語とは大きく異なる英語に対しても、きっと興味を示すことでしょう。

 

子どもの好奇心を刺激して、楽しみながら英語を学べる環境を作ることが、なによりも大切ですよ。自発的に勉強するからこそ、その効果も高くなります。

 

 

子どもの同級生と比較する

 

「~ちゃんは、毎日英語の勉強をがんばってるみたいよ」

「~くんは、英単語をたくさん知ってるんだよ」

 

など、お子さんの同級生と比較するような発言をうっかりしていませんか?

 

わが子も同級生と同じようにがんばってほしいと、やる気を起こさせるために言っているとしても、子どもは自分が劣っていることを非難されているように感じて自信を失いがちです。

 

小学生くらいの年代の子にとって、親は自分の一番の味方であってほしいのです。そのため、子どもの同級生をほめることは、子どもにとっては悲しいことなのではないでしょうか。

 

他人と比較するのではなく、わが子の努力を認めてほめてあげてください。たとえ子供の覚えるスピードが遅かったとしても、昨日より今日が進歩があるのならほめてあげるべきです。

 

 

一気に詰め込もうとする

 

子どもがひとつのことに集中できる時間は長くありません。一気に詰め込もうとすると、途中で飽きてしまって、かえって逆効果になってしまいます。

 

これは大人でも集中できる時間というのは長くなく、ほんの短時間だけです。さまざまな研究結果がありますが、15分が限界だとも言われるぐらいです。

 

長時間英語の勉強をさせても、他のことに意識がいってなかなか身につかないのです。さらには、勉強する時間を苦痛に感じるようになるおそれもあります。

 

短時間の勉強を重ねて、適度に休憩を入れていったりして工夫をする必要がありますし、あまり長時間の勉強で詰め込みすぎないことが大事です。

 

子どもの発達段階に応じて、記憶できる量や処理できる内容には限界があります。それ以上のものを無理やり与えることは、決してしてはいけないことです。

 

小学生の英語教育においては、毎日少しずつでもよいので、無理なく継続していくことが重要です。中学・高校でも英語教育は続きます。焦らずに、わが子の成長を見守ってあげましょう。