中国では、英語が小学3年生から必須科目となるなど話題を呼んでいます。中国の教育というとイメージですが、とにかく量が多い感じがします。

 

実際に子供のころからよく勉強をし、1日の宿題が日本の夏休みの宿題くらいあるなんて言われたりもします。

 

そんな中国の英語教育ですが、その内容についても、質と量ともに充実しているとされており、一例として日本では中学3年生で習うような内容を小学生がマスターするというほどです。その詳細についてご紹介します。

 

小学生にも英語を義務化

 

中国というと、多民族国家で中国語が民族を超えた共通言語になっています。そんな中国だと英語の重要性はそれほど高くないのかと思いきや、むしろ英語の重要性を高く考えています。

 

中国では、小学校の低学年から英語を必修科目にするなど、グローバル社会への対応にいち早く着手してきました。

 

確かに経済力という面でも中国の台頭は目覚ましく、いつの間にか日本を追い抜き世界第二位の経済大国にまで成長を遂げています。

 

そんな中国では教育にも注力しており、とりわけ、子供たちへの質の高い教育が不可欠という方針を打ち立てるほどです。

 

特筆すべきは、そのスピーディーな対応であり、2001年の段階で小学校3年生以上に英語を義務化している点です。

 

急激に進む国際競争化社会に乗り遅れまいとする思いが感じられます。しかしながら、このような取り組みこそが、国力を強靭なものにしていくことは間違いないといえるでしょう。

 

中国企業の意思決定の早さは有名ですが、教育でも同じように迅速に対応しています。変化の激しい時代ですから、少し時間が経てば、今必要なものが変わってきます。

 

日本のようにはるか前に決めたことを延々と議論をして、いざ実行する際には時代遅れなんてことがよくありますが、見習いたい点ですね。

 

 

主要都市では入学と同時に

 

中国では、いわば国策として小学校低学年から英語を義務化して取り組んでいますが、その背景には2001年のWTO加盟や2008年の北京オリンピック大会開催がありました。

 

大国としての存在感を内外に示したいという国家の思惑が見てとれます。とはいえ、この取り組みが結果として、子どもたちの教育への投資につながったことは極めて有意義なことといえるのではないでしょうか。

 

すでに述べた通り、小学校3年生から英語教育がスタートしますが、実際には小学校に入学すると同時に英語を必修科目として取り入れる学校も少なくありません。

 

とりわけ、北京や上海、天津などの主要都市では、その大部分が1年生のうちから読み書きを中心とした授業を行っています。

 

大都市では進学の競争が激しいですから、とにかく早くから英語教育も開始されることになって来ているようです。

 

 

話す力も身につける

 

中国における英語教育が注目されるのは、その早さだけが理由ではありません。その内容についても、質と量ともに高い水準にあることで知られています。

 

一概にいうことはできませんが、日本のそれをはるかに凌ぐレベルだと評判です。

 

具体的な例として、日本では中学卒業までに1200語の単語を習得することが推奨されていますが、中国では1600語とされています。

 

また、日本では中学3年生で学習するのが一般的な「現在完了形」が、中国の上海の教科書では小学6年生のうちに登場するなど、総じて早い段階で色々なことを学習します。

 

現在完了形は日本語にない時制ですから、ちょっと理解が難しくどうしても学習が遅くなってしまうのかもしれませんが、実際の会話で完了形はよく使われますからね。

 

また、日本でも度々のように指摘されてきた、英語を話す力の養成にも余念がありません。中国の英語の授業では、すべてを英語で行うなどの徹底ぶりです。

 

中国はまだまだ全体では英語力は高くありません。中国に住んでいる限り、それほど英語の必要性が高くないからです。

 

ただ、人によってかなりの差があり、話せる子供は留学経験がなくてもけっこうなレベルです。そのような子どもがいるのも中国の教育レベルの高さのおかげというのもあるでしょう。