日本でもプログラミング教育が盛り上がりを見せていますが、海外ではどのような扱いなのでしょうか。実は日本以外でも、海外に目を向けてみるとプログラム教育は盛んに行われています。

 

今回その中でも特にプログラミング教育が進んでいるといわれる国の一つ、イングランドを例にとってみましょう。

 

イングランドのプログラミング教育は?

 

イングランドは、古くからIT関連の教育に力を入れています。1995年以前からIT教育が内包される教科があり、95年になって独立教科として新設されました。

 

その後はITからICTへの名称の変更があり、より実践的な教育が行われていたのです。さらに2013年になって、Conputingという名称に変更されました。

 

この時にプログラミング言語の学習も取り入れています。学年などにもよるのですが、5歳から16歳を対象として週に1回程度のプログラミング教育が必修化されました。

古くから教育に力を入れていただけでなく、その内容も素晴らしく、アルゴリズムの理解やプログラムの作成、デバッグといった本格的な指導が行われているのも特徴でしょう。

 

プログラミング教育では良く使われているスクラッチは当然のこと、中学生になるとPythonを習うようになります。Pythonは世界的に用いられいるプログラミング言語の1つです。

 

Pythonのような社会で幅広く利用されているプログラミング言語を人生の早い段階から学ぶことができるのは、それだけ将来も役立つ機会が多くなるはずです。

 

 

イングランドの教育はあまりうまくいっていない?

 

プログラミング教育では、最先端ともいえるのがイングランドです。そんなイングランドですから、プログラミング教育の成果を十分上げているように感じるかもしれませんが、必ずしも順風満帆ではありません。

 

2017年に発表されたレポートでは、政府の思惑通りには成果が進んでいないようです。その理由は以下のようにいくつかあります。

 

  • 必修化されていても教員が不足している
  • 生徒によっては興味が持てない
  • 難しいと感じる学生が多い

 

というのが代表的な理由になります。どうでしょう?このような状況は、これからの日本を考えると想定されそうなものばかりですよね。

 

実際にしっかりとプログラミングを教えることができる教員の不足は切実な問題ではないでしょうか。また、プログラミングを難しいと感じるのは、子供だけでなく親も持っている人も多いでしょう。

 

先にもお伝えしたようにイングランドでは、16歳までがプログラミング教育の必修化の対象です。

 

ただ14歳以上になると進学するための試験教科に、Conputingを選択した生徒だけが専門的に学ぶことになります。この人数がかなり少ないと報告されているのです。

 

 

日本も同じようになる?

 

イングランドは本格的なプログラミング教育を行っていますが、教員不足から十分な授業が行われていないようです。ICTまでなら教えることはできても、本格的なプログラミングとなると難しくなってくるのが理由でしょう。

 

では日本はどうなのかというと、そうした心配はないという意見もあります。なぜなら既存の授業の一環として行われる程度なので、専門的な知識を必要としないからというのがその理由です。

 

ただ、そうは言ってもプログラミング的思考が乏しい教員が教えることになれば、そもそもしっかりとその内容を伝えることができるのかという不安もあります。

 

今回はイングランドの小学校の例をあげてみました。プログラミング教育は確かに進んでいるのですが、100%の効果を得られるほど浸透していないのが現状で課題も決して少なくありません。