勉強ができる子の多くは、論理的思考力を備えているといいます。つまり、結局は全ての座学に対して論理的思考力は有用ということ。

 

論理的思考力は、一般的な国語や算数、理科のような科目でも身につくものですが、実はそれよりもプログラミング教育では、効率的に学ぶことができるのです。その理由を解説しましょう。

 

プログラミング教育とは?

 

プログラミング教育は、未来の学びとして2020年度より導入の小学校の新学習指導要領です。

 

身近になってきたコンピューターへの関心を深めるために、プログラミング教育を推進するように提案されました。

 

内容としては、コンピューターの中ではどのようにして情報が処理されているのか、そしてそれはどのように設計されているのかを学んでいきます。これは、上流システムエンジニアでも同じような思考を行いますので、とても大事です。

 

小学生のお子さんをお持ちの方は、難しそうで心配かもしれません。

 

しかし、小学校のプログラミング教育では論理的思考力を養うことに重きを置いていますので、それほど難しく考える必要はなく、むしろ論理的思考力を身に着けるチャンスと言えるでしょう。

 

 

国語とプログラミング教育の違いは?

 

小学校の国語で学ぶことの中で一番多いのは、小論文や短い物語、抜粋された随筆などです。それらは読解力を鍛えるといいます。

 

読解力と論理的思考は厳密には少し違いますが、似たもの同士でもあります。AとBの関係を文章から読み解くのには、文章を理解する力とそれを整理する力が必要だからです。

 

読解力は理解する力で、それも含めて整理して答えを導き出すまでが論理的思考力の本領になります。つまり、読解力は論理的思考力の一要素といえるわけです。

 

読解力までは国語である程度習得できます。それに対して、プログラミング教育ではAとBの関係を読み解くとともに、その関係性を組み立てるということまで行います。

 

そのため国語よりもプログラミング教育は、論理的思考力そのものを効率的に習得することができるのです。

 

 

算数や理科とプログラミング教育の違いは?

 

算数や理科といった理系教科には、高校や大学でも学ばれているようなプログラミングも分類されますが、小学校で学ぶ部分は少し違います。

 

算数や理科は、様々な要素から答えを導き出す力を育てます。例えば、足し算や引き算、掛け算割り算の基本的な要素を使って四角形の面積を計算したり、商品の金額と買った商品の個数から使った金額を導き出したりします。

 

それは整理して答えを導き出した、ということになります。理科でも同じことで、リトマス紙が赤くなったので酸性、青くなったのでアルカリ性、という要素から答えを導き出します。

 

それらに対してプログラミング教育は、結果から組み立てていきます。どういう事かというと、コンピューターに自分の意図する動きをさせるにはどうすればよいのかを考えていくのです。

 

算数でいうと面積から辺の長さを逆算したり、使える金額から買える商品の個数と金額を逆算するようなものです。勿論普通の計算もプログラミング教育の範囲内なので、包括的に論理的思考力を鍛えることができるといえます。

 

このように論理的思考力という観点では、国語や算数、理科で学べる要素をまとめて習得できるプログラミング教育は、とても効率的に論理的思考力をを身につけることができるわけです。

 

論理的思考力はこれから先、テクノロジーがどのように発達したとしても、必要な人間が身につけるべき素養です。

 

学校の学ぶ科目は、場合によっては、実社会ではあまり役立たないというイメージがあるかもしれませんが、プログラミング教育に関しては、きっと学習をして損はないのではないでしょうか。