2024年度の大学入学共通テストから、テスト方式やプログラミング知識が問われる入試科目の導入が検討されています。

 

このような中、プログラミング能力及び情報リテラシーの差が入試合否のキーポイントとなるとも言われていますが本当にそうなのでしょうか? そこでその可能性について検証してみます。

 

大学入学共通テストにおけるCBT方式導入の検討と情報科目

 

2020年1月をもって現行の「センター試験」が終了となります。そしてこれまでのセンター試験に変わって新たに始まる制度が「大学入学共通テスト」と呼ばれるものです。

 

そして2024年度より、その「大学入学共通テスト」においてコンピューターを使用して受験するCBT方式の採用と、プログラミングを含めた「情報科目」の導入が検討されています。

 

このことから、プログラミング能力の差が志望大学合格への鍵を握っていると言っても過言ではない状況となってきました。

 

もちろん私立と国公立の違いや、理系と文系の違い、偏差値の高さの違いでも、プログラミングを含めた情報科目の重要性の違いはあるでしょう。

 

現行ですと、国公立なら穴がなくすべての科目の得点を確保しなければならないわけで、特に高い偏差値の大学ほどその傾向が高くなります。

 

また、私立も高い偏差値ほど、足を引っ張るような苦手な科目はつくるべきではなく、将来情報科目が重要性になることが予想されます。

 

 

中学入試とプログラミング

 

入試にプログラミング能力が問われるのは、大学入試だけではなく中学入試にも拡がりを見せつつあります。つまり、小学生の段階でプログラミング能力が必要とされるということです。

 

具体的には、聖徳学園中学校が2019年度入試より「アピール入試」という制度を開始することになりました。

 

この「アピール入試」において具体的にアピールするものは何かというと1つはコミュニケーション英語でもう1つが「プログラミング能力」です。

 

では実際の入試ではどのような「プログラミング能力」が試されそして評価されるのでしょうか。

 

聖徳学園中学入試の場合、ボール型ロボット「Sphero」による思考力や判断力が評価されます。このボール型ロボット「Sphero」は日本だけではなく世界中のプログラミング教育に使用されているプログラミング教材でもあります。

 

ちなみに聖徳学園中学校は偏差値が41~49のランクに位置していて、それほど偏差値は高くありませんが、今後は同じような入試が、有名進学校まで広がっていくかどうかはわかりません。

 

 

有名大学の推薦・AO入試におけるプログラミング能力

 

最後に日本における有名大学の推薦・AO入試でのプログラミング能力について紹介します。

 

まず「慶応大学」環境情報学部のAO入試のC方式では、対象となるコンテストで所定の成績を収めることが合否の判断材料となります。

 

具体的なコンテストとして「日本情報オリンピック」や「日本学生科学賞」などが挙げられます。

 

次に、立命館大学情報理工学部のAO入試では出願書類に「自分で作成したソフトウェア」といった項目があります。

 

実際に自分でプログラミングを行うことにより作成したソフトウェアが評価され、それが合否の判断材料となります。

 

慶応や立命館という有力私立大学に、プログラミング能力が合否を左右する場合も出てくるわけです。このクラスの大学に合格してしっかり学べば将来の就職も親としては楽しみですね。

 

最後に「東京大学」理学部の推薦入試においても「商品レベルのソフトウェア開発経験」といった項目があります。

 

つまり卓越したプログラミング能力があれば日本最難関と言われている東京大学においても推薦入試による合格の可能性があるといえるのです。

 

現在がこんな状況ですから、今後プログラミング教育が当たり前の時代になってくれば、プログラミング能力の重要性もより上がっていくのではないでしょうか。